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何歳からスマホを持たせるべき?スマホが脳に与える影響とタイミングについて

投稿日:2018年4月28日 更新日:

スマートフォンが普及する中、子どもにスマートフォンを持たせるタイミングはいつと決めていますか?
子どもがいる親御さんなら、一度は「購入するタイミング」を考えたことがあると思います。

しかし、スマホ中毒、課金など、不安なことが沢山あり、購入を渋っている方も多くいるのが現状です。
今回は、「スマホを購入するお勧めの時期と注意点、脳に与える影響」について紹介します。

子どもにスマートフォンを持たせる時期について

スマートフォンの購入を検討するのは、以下のタイミングですよね。

  • 子どもから「私も欲しい」という一言
  • ママとも達との会話で持たせていることを知った時
  • 防犯意識を高めた方がいいと思ったとき

周りが所持していると分かると、子どもも親も気になりますよね。
しかし、プランやスマートフォンの怖さを知らない子どもにスマートフォンを持たせても問題はないのでしょうか?
小中高の学生のスマートフォン普及率は年々増えており、そのタイミングも早まっているのは確実です。

デジタルアーツ株式会社さんの意識調査によると

  • 2016年1月時点のスマホ普及率 37.9%
  • 2017年1月時点のスマホ普及率 60.2%

1年間の間で所有率が、22.3%も増加しているのは驚きですね。
この結果が、高校生や中学生なら、なんとなく理解できますが、この調査は小学生を対象にしたものです。
中学生になると、スマホ所持率は82%、高校生になると大半が持っていって当たり前になってきます。

小学生の所有率が高まるのは、小学4年生からです。
小学4年生と言うと、修学旅行の積立金などで学費が上がるタイミングなので親も渋りたくなりますよね。
しかし、クラブ活動や塾など、習い事で遅くなる年齢でもあるので、防犯の意味で持たせる親も多いと言われています。

タブレットやネットと繋がったゲーム機などで、ネット環境に居るのが当たり前の時代です。
4年生以下でも欲しがる子どもは沢山おり、ママ友などの意見で焦る方もいると思います。

ですが、4年生5年生に学費が一時的に上がる学校もあるので金銭面でやり繰りが必要な方もいるでしょう。
周りの意識に合わせる必要はありません。
防犯対策として持たせる必要があると思った時や、子どもと真面目に話し合った結果必要と感じだ時に購入するのが一番いいタイミングです。

4年生に普及率が上がっていても、無理に購入する必要はありません。
参考程度で考えて、後悔をしないタイミングでスマホを渡しましょう。

ユーチューバーが夢?Facebookも危ない?子供にスマホを持たせるという危険性

「子どもにスマホを渡すと、ガラッと性格が変わった」と言う親もいるのではないでしょうか?
スマートフォンはパソコンより使い勝手が良く、慣れてしまうと好きなゲームもすぐに入手出来てしまいます。
そのため、子どもにとっては「何のおもちゃよりも楽しいおもちゃ」になってしまうのです。
所謂、スマホ中毒です。

ソニー生命が発表した日本全国の男子中学生に聞いたアンケート調査で、ユーチューバーになりたいと答えた人が多くいました。
その数は、将来なりたい職業第3位に入るほどです。
小学生でも有名なユーチューバーの名前を挙げると、「知っている」と嬉しがる子が多いので、動画も一種の職業、そしておもちゃなのでしょう。

最新の研究によると、3〜4歳の約16%が自分用のタブレット端末を持っており、8〜11歳になると30%の子どもがスマホを所持しています。
他人との接触を避けるため、フィルタリングや保護者管理ツールを使って監視することも可能ですが、4歳で自分専用のタブレット端末があるのは驚きですよね。
さらに驚くことは、5〜7歳は3%、8〜11歳では23%の児童が、SNSのアカウントを持っていることです。
SNSのサービスは、13歳以上からという規制がある中、3%でも幼い子が他人との接触できる環境にあることは、親は知っているのでしょうか…。

2017年11月に、元Facebook社長のショーン・パーカー氏が、「Facebookが人間の心理に存在する脆弱性に漬け込み、ハッキングをしようとする人々がいる」と伝えました。
Facebookは他人と繋がることもできますが、身内だけで繋がることもできるSNSです。
しかし、「知り合いかも?」と表示されるアイコンなどから、知らない人と繋がるリスクは大いにありますよね。
また、名前検索で検索されて繋がってしまう可能性もあります。
2018年1月にFacebookは、受け身的なSNSになっていることへの害を認め、アルゴリズムを変更し、「より意味のある交流が出来る」ことを支援すると発表をしました。
ですが、SNSを使うのは、他人と関わる恐怖を理解できるようになってからにすることが1番です。
子どもに持たせる場合は、フィルタリングは勿論、SNSの怖さについても話しましょう。

YouTubeも危ない?Appleの株主が考える子どものスマホ利用

YouTubeは、Google傘下のサービスなのですが、児童虐待や暴力的な内容の投稿を許していたことで2017年に厳しく非難されました。
成人同士でコメディとして投稿するのと、児童虐待を投稿するのでは、全くの別物です。
BBCの調査によると、子どもの投稿に対して性的なコメントを報告するシステムが1年以上正常に機能していなかったともいわれています。

Googleは、この問題に対して「数千人の監視員を雇う」と発表をしました。
しかし、YouTubeの投稿は全世界で行われており、日本だけでも投稿を使用と思えばスマホ1台で行えるため、数千人規模で全てを防げるのでしょうか?
防げなくて問題が起きた場合は、だれが責任を取るのでしょうか?

Appleの株主は「社会的不安の増大」と言う形で、上記の件を懸念し、表明をしました。
子どもの多くは、YouTubeが好きで、テレビに搭載されるほど有名なツールですよね。
だからこそ、動画についても最善の策を親も取る必要があるでしょう。

スマホを所持することで脳にどんな影響がある?


by unsplash

近年のSNSなどの問題について紹介をしましたが、1番気になるのは脳への影響です。
最新の研究によると、不安や鬱状態で悩む若者の割合は、過去25年間で70%に増加しています。
その理由として、5つの有名SNSの内、4つが不安の原因になっていると答えられました。
その中の5人に1人が、夜中にSNSのチェックで起きるという不眠症も見られており、学校でも疲れを感じる度合いが3倍も高くなっています。

英国の王立公衆衛生協会も、2017年に「ソーシャルメディアがメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性がある」とレポートで指摘しています。
英国でも問題が起きる可能性があると指摘されているソーシャルメディアを、我が子を見せることでどうなるのでしょうか?

某連絡ツールでの陰湿なイジメや、SNSで投稿することで身バレをしてしまう恐怖は成人でも耐えれません。
もし、この恐怖から不眠症などに陥った場合、物理的および精神的健康にも影響が起き始めてしまいます。
成人期になっても治らず、苦しむ可能性も高いです。
不眠により、集中力が低下し、成績が落ちてしまう可能性もあるでしょう。

つまり、スマホを所持することで、子どもの脳にストレスが溜まり、その結果、精神面が弱まったり、集中力が低下する可能性があるのです。
スマートフォンが普及している今、子どもにお願いをされると与えてしまいそうになるかもしれません。
しかし、脳への影響を考えると、しっかりとした対策を「親が」する必要があります。

大きくなるにつれ、親が対策しても子どもは解除する手段を考え、潜り抜けてしまうでしょう。
そうなった時には、子どものメンタルや将来への影響を考えて、しっかりと話し合いをしてルールを決めましょうね。

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