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Appleの新しい課題 「もう意図的に寿命を縮めない」って本当?

投稿日:2018年2月14日 更新日:

12月28日のAppleのサイトで発表された「バッテリーとパフォーマンスについて」の問題を知っていますか?
過去にも2回ほど、サイト内で紹介をさせてもらいましたね。

今回の騒動で、iPhoneユーザーの多くは、バッテリー交換で大変な思いをしたと思います。
今回は、「iPhoneのバッテリー問題による今後の課題について・AppleがiPhoneユーザーに伝えたいこと」を紹介しますね。

iPhoneのバッテリーが割引される理由

まずは、今回の問題が大きくなった発端を軽く思い出してみましょう。
ある海外の大手掲示板で「バッテリー交換をすると性能が戻った」というレスが投稿されました。

そこから海外のユーザーが訴訟を起こすなど大きな問題になり、全国的にiPhoneのバッテリー交換時の割引が開始され始めたのです。

詳しくは、過去の記事で紹介しています。
過去記事:
iPhoneXの駆動時間はiPhone8より低い!?訴訟にまで発展している問題について
Appleのバッテリー問題に進展、iPhone6s以降の機種はバッテリー交換代金を安くなる!

対象になっているのは、iPhoneSEとiPhone6以降の機種で1台につき1回のみとなります。
本来のバッテリー交換料金は8800円ですが、対象機種のみ3200円です。

バッテリー交換は、2018年12月までなので、急ぐことはありません。
どうしても気になる方は、現在対応が間に合ってないAppleStoreもあるので、事前にネット予約をすることをお勧めします。

書筒で届いた内容から見たAppleの今後の課題


by pixabay

米政府から追加情報を要請されたAppleは、2月6日にiPhoneの処理速度を制限していたことについてを書筒で報告しました。
公開された書筒には、今後の解決策と完璧な解決策が考案できていないと思わせる内容が述べられていたようです。

今後の解決策としては、iPhoneユーザーへのバッテリー価格の値下げの他、全額支払ったユーザーに返金することを検討するというものです。
また、対象じゃないiPhoneユーザーが「何故他のシリーズは対象じゃないのか」と不満を露わにしていることも分かりました。
確かに、iOSをアップデートするたびに制限を掛けられているなら、全機種対応してほしいものですよね。

Appleは、バッテリー問題の原因は製造上の欠陥だと書筒で発表しており、2016年秋には把握していたとも述べています。
2017年1月のiOSアップデートから制限する機能を導入したこと、そしてその事実を1か月後に公表していたことも述べられています。

しかし、公式発表があったなら、掲示板で投稿される前から多くの人が知っていたはずですよね。
掲示板で発表されたことで話題になったと多数のニュースで取り上げられていることから、事実を1か月後に公表していたとしても知らなかった人が多かったと言う事になります。

また、Appleは、米政府以外にもエネルギー商業対策委員会にも書筒を送っています。
送られてきた書筒には、「古い端末の突然のシャットダウンを防ぐ上でスロットリング以外の対策が考案できていない」という内容は書かれていたようです。

スロットリングとは、CPUの熱を減らすための集積回路の周波数やデューティーサイクルを低下させるものを指す電子用語です。
つまり、古い機種への対応は熱によるシャットダウンへしかできていないということになります。

今後、スロットリング以外の対策が見つからなければ、2018年以降もバッテリー交換の割引を継続するとしています。
既に交換を終えた人からすると複雑な気持ちになりそうなので、問題が大きくならないようにスロットリング以外の対策を早急に行う必要が出てきましたね。

Appleが声明している内容について

Appleは数週間に「Apple製品の寿命を意図的に縮めたり、端末のアップグレードを促進するためにユーザー体験を損なうようなことはしていないし、これからもしない」と声明しました。
しかし、それ以来は、CPU速度を低下させたことについて「販売台数を稼ぐためではなく、最高のユーザー体験を提供するためであること」のみを繰り返し主張しています。

Appleにとっての【ユーザー体験】とは一体何を表しているのでしょうか。
対処だけでなく、信頼を取り戻すためにも今後の声明についても小まめにチェックする必要がありそうですね。

嘘でしょ?!Appleのアプリにはこんな規制があった!

Androidのアプリには、バッテリー関係のツールが多く存在しますよね。
iPhoneにもバッテリー関係のアプリは複数存在していますが、バッテリー関係のアプリには以下のようなルールがあるようです。

1.セキュリティの理由により、バッテリーの健康状態を表すアプリの販売は禁止。
2.2016年ソフトウェア更新後には、チャージサイクル数等の重要な情報をアプリ内で表示するのは認めない。

なんだか、バッテリー関係の情報には厳しい印象が持てますね。
不信感をあおる内容が多い中、1月24日に、新しいiOSへの更新時にバッテリーの状態を知らせる機能を付加すると発表が行われました。
今までバッテリー情報の開示を拒んでいたAppleが表示するようになったのは、バッテリー問題への対処法の1つにも見えますね。

更新するまでのバッテリー情報は、AppleStoreに持ち込むか、Macに接続して他社製品の診断ソフトで確認するしか方法がないようです。
他社ソフトで調べるのは難しそうだったり、中身を提示することになりそうなので、AppleStoreで見てもらうのをお勧めします。

しかし、最初の方でも紹介したように、バッテリー交換で混雑している場所もあるので、予約などで待ち時間を減らすようにすることをお勧めします。

今後のAppleの動きについての予想

今現在、私が分かっているバッテリーに関わる情報をピックアップしていきましたが、気になるのは今後のAppleについてですよね。

ユーザー側からすると「出来るだけ早くスロットリング以外の対策を見つけて対策法を平等なものにしてほしい」のが多い意見だと思います。
また、Appleもバッテリー交換の割引を2018年以降まで伸ばさなくていいようにスロットリング以外の対策を練ると思います。

何故、バッテリー交換で先延ばしをしたくないのかと言うと、バークレイズ証券のアナリストが行った試算で、とんでもない損失額が見えてきたからです。
バークレイズ証券のアナリストが言うには、「世界の77%のiPhone、約5億1800万台が交換の対象になり、その損失額は1兆円になる」と報告しています。

簡単な対処法だと思っていたら大きな金額が動いていたのですね。
解決策はバッテリーではなくハードウェアに関わっているので、早くスロットリング以外の対策を見つけてバッテリー交換の期間延長を阻止することがAppleの大きな課題はなりそうです。

意図的に寿命は縮めないと声明していますが、対策が不十分な状態なので、今後、どうなるのかAppleの信頼が取り戻せるかは、腕の見せ所となりそうですね。

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