アプリ調査会社として有名なApp Annie(アップアニー)が、5月12日にアプリの利用状況に関するレポートを公開しました。
本レポートでは、アプリの所持数や利用時間を国別に分析しています。
今回は「AppAnnieの調査で見る世界のスマホ事情」についてお話します。
日本はアプリ所持数が世界1位?
調査対象になったのは10か国ですが、その中で日本はアプリの所持数が最も多いと発表されました。
1ヶ月で約100本以上のアプリをインストールしているのは日本と中国ですが、日本はトップの1位です。
他の国でも約60本以上のアプリがインストールされていますが、日本のインストール数は圧倒的な結果になりました。
プリインストールが多いために数が多く見えるのかもしれませんが、日本は唯一のiPhoneの独占市場です。
by gahag
今回のレポートを見て、「容量が少ないローエンドモデルなどが多い他国とは違い、容量が余っている分気軽にインストールしているだけ」と予想している方もいました。
中国とのインストール数は他と比べるとあまり変わりませんが、もしかすると容量が多いスマホを持つユーザーが多いために1位になったのかもしれませんね。
毎月30本のアプリが使われている
日本や中国の様に100本以上インストールしている場合は、「インストールしただけ」の可能性が多くあります。
しかし、毎月利用しているアプリ数は10か国とも30個以上という結果になりました。
1日の平均利用は約9本で、AndroidよりiPhoneユーザーの方が多く使っています。
国別にみるとさほど差はありませんが、ブラジル・インド・中国が上位を占めました。
また、スマホに入っているアプリの1/3から半数は利用されており、世界的にもスマホは生活に浸透しているという結果になりました。
対象国全てが、2015年から利用時間が増加
1日の平均アプリ利用時間の調査では、全ての調査対象の国は毎年、利用時間が増加している傾向になっています。
特に、韓国・メキシコ・ブラジル・日本は上位を占めており、1日約3時間利用していることになります。
米国ユーザの利用時間は1日 2時間15分超で、1年のうち1カ月使用していることになります。
つまり、上位の4ヵ国はそれ以上なのでスマホに依存しているといえるのではないでしょうか?
上位4ヵ国の利用状況は、ブラジル・メキシコは、利用時間の半分が「ソーシャル」と「通信」と表記されているので、SNSが主流だと予想されます。
韓国・日本は、利用時間の25%が「ゲーム」とされています。
1日当たりのゲーム時間は韓国と日本が圧倒
ゲーム利用者による1日当たりのゲームプレイ時間についての調査では、韓国と日本が牽引する結果になりました。
上記で紹介した通り、韓国と日本は1日の利用時間が3時間で、そのうち25%がゲームです。
2015年からゲームの利用時間が増加する傾向が強まっていますが、韓国と日本は他の国の約2倍と圧倒的な結果になりました。
アプリストアの収益の75%はゲームで、今後も利用時間が増えると予想されているために製作者には大きなチャンスがあるとApp Annieは伝えています。