2017年のゴールデンウイークは有休を使うと9連休になり、大型連休になります。
その連休を利用して、海外旅行に行く方もいるのではないでしょうか。
マップやカメラ、翻訳などスマートフォンは言語の違う土地での不安を取り除いてくれる必須アイテムですが、普段使っている通信ではなく、現地での通信を使うために高額請求をされる場合もあります。
by gatag
せっかくの海外旅行が、スマホの料金のせいで後味の悪い思い出になるのは嫌ですよね。
今回は「海外旅行で”パケ死”しないためのポイント」について紹介したいと思います。
目次
高額請求の落とし穴、データローミングとは?
普段使っている電波は国内の電波を使っています。
しかし、国外に出ると国内での電波を使うことができなくなるため、各キャリアが連携している現地の携帯会社の電波を借りることになります。
データローミングとは、上記の理由で現地の電波を受信できるようにする機能のことを言います。
海外に着くと自動的に電波を受信しているし大丈夫でしょ!と気軽に使ってしまうとパケ放題に適応されていなかったり、通話料が割高なために高額請求をされる可能性があります。
高額請求が不安な方はデータローミングをオフにすることで対処しましょう。
データローミングをオフにすることで現地の電波を受信しなくなるのでWi-Fiを利用し、通話料も海外料金になるために緊急時のみにすることをお勧めします。
データローミングをオフにすれば大丈夫と思いきや、落とし穴がもう1つあります。
データローミングをオフにしても現地のWi-Fiがキャリアに対応していなかった場合、高額請求の対象になります。
そのため、旅行をする前にお客様センターで料金体系や対応している国かを調べてもらってから行くことをお勧めします。
海外旅行の為の国際ローミングサービスとは?
言語の違う土地でのWi-Fiのみでの生活は利用するタイミングを考えなければならず楽しくありません。
せっかくの旅行、通信環境も気にせず楽しみたい人には「国際ローミング」を利用することをお勧めします。
国際ローミングとは、各キャリアと連携した現地の電波を借りても高額請求にならないプランのことを言います。
auの場合の国際ローミングは海外ダブル定額を指し、約24.4MBまでのパケット通信料が1日最大1,980円、沢山利用しても最大2,980円で抑える事が出来ます。
今回はauのプランを紹介しましたが、各キャリアに国際ローミングサービスはあります。
10日で約3万円と考えると少し高い気もしますが、Wi-Fiを探す手間や高額請求が不安な方にお勧めです。
申し込みや設定方法、料金などは各キャリアで違うので、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
もっと料金を抑えたい人にお勧め、「24時間980円」のプランとは?
国際ローミングを利用することで不安は解消されますが、10日で3万円は大きいですよね。
出来ればスマホの料金を旅行代に回したい…という方にはもっと安いプランがあります。
auの「世界データ定額」とDoCoMoの「海外1dayパケ」というプランなのですが、旅行先のエリアごとに料金が違います。
日本から距離が離れると料金が上がるようなので、全てが980円ではありません。
また、DoCoMoの海外1dayパケの場合は1日30MBが制限のため、30MB以降のデータ通信は速度が大幅に制限されるなど条件があります。
料金と条件を確認してから、国際ローミングと24時間プランのどちらが自分に合うか選ぶことをお勧めします。
ソフトバンクは二段階制のみだけど、アメリカに行く場合はソフトバンクが一番優秀?
上記の24時間の定額プランは、auとDoCoMoのみでソフトバンクは用意されていないため、国際ローミングの2,980円以下に抑えることは困難です。
しかし、ソフトバンクは同社グループの「Sprint」のネットワークを使うことが可能です。
アメリカ放題と言う名前のプランで、Sprintの設備をソフトバンクの物として使用することが可能になります。
そのため、データローミングの設定もいらず、追加料金も発生しません。
本来は980円のサービスなのですが、無期限のキャンペーンで無料で使うことができます。
他のキャリアに間違って繋いでしまうと適応されないので、Sprintにキャリア固定して利用するようにしましょう。
SIMフリーの格安スマホの場合は海外SIMにしましょう
大手キャリアの場合は、現地の携帯会社の電波を借りて提供することができますが、格安スマホの場合はそれが出来ないために、データローミングに対応していないものが多いです。
格安スマホの場合は、
- ローミング専用キャリアと連携しているMVNO場合はローミング用SIMカードを使う
- 持ち歩きなどデメリットはあるが、空港などでレンタルされているルーターを利用する
- 言語などに強くSIMロックが掛かっていないiPhoneを持っている場合は現地でSIMカードを購入する
などの方法があります。
大手キャリアのようなプランがないために少し苦戦をしてしまいますが全く方法がないわけではないので、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。