12月28日にApple公式サイトで発表された「バッテリーとパフォーマンスについて」を知っていますか?
以前、こちらの記事でも紹介した通りなのですが、iPhone6以降の機種への対応が決まり、動き始めました。
私自身もiPhoneユーザーなので、今回は実際にAppleStoreに行き、思ったことなども踏まえた内容を紹介したいと思います。
目次
バッテリーとパフォーマンスについて とは?
前回、紹介した記事を知らない方もいると思うので、簡潔に今回の問題についてお伝えしますね。
発端になったのは、海外の大型掲示板サイトで投稿された「バッテリーを交換すると性能が戻る」という内容でした。
そこから、iPhoneに詳しいユーザーが調べていくと、iOS10.2.1から意図的に性能を下げている可能性が浮上し「新機種への誘導だ!」などの批判が起こる中、訴訟を起こした人々が登場し、公式サイトで発表するまでに発展しました。
Appleの言い分は、「意図的に下げていたのは本当ですが、誘導するつもりではなかった」と言う事です。
by pakutaso
Appleが性能を下げていた理由は2つあります。
性能を下げないと、端末の稼働がピーク時になった時にシャットダウンする可能性が高く、その証拠に去年の秋ごろからフィードバックが届くようになったようです。
シャットダウンする原因を消すには性能を下げるしかないと感じた為に、iOS10.2.1から性能を下げ始め、このような結果になったようです。
出来るだけ長く愛用できるように設計することがAppleが大切にしている要素の1つなので、その1つの為に性能を下げていたといわれると納得するしかありませんね。
しかし、訴訟を起こした人々が起こっているのは「アップデート時に報告していなかったこと」でした。
今後は、表記するなどの対応をお願いしたいところですが、今のところは下記のような対応をしています。
現在行われているバッテリー問題への対応とは?
今回の問題は、バッテリーを交換することで性能が戻るようになるので、バッテリーを交換することをお勧めします。
Appleでは、iPhone6以降の機種(iPhoneXも含む)のバッテリー交換を割引価格で交換する対応を始めました。
通常、1年(+2年間)の保証対象期間が終わった機種のバッテリーを交換は、8,800円です。
しかし、今回の問題への対応として、iPhone6以降は5,600円減額した、3,200円で交換できます。
この対応は、「1台につき1回」で「2018年12月まで」なので、出来るだけ早めに行ってもらいましょう。
また、バッテリーの状態をユーザーが理解しやすいようにする新機能を提供することも分かりました。
この件に関しては、アップデートを提供するとしか公式では発表されていないので、追加され次第報告致しますね。
今、iPhoneユーザーが出来ることは、対象機種のユーザーはバッテリーを交換してもらう事のみです。
非正規品バッテリーなど正規品以外で修理に出したことがある人は対象に含まれないので注意してください。
また、安値で交換してもらうのには期限があるので、今年の12月までと言う事を忘れないようにしてくださいね。
Appleにバッテリー交換をお願いする方法
バッテリー交換を行うには、複数の方法があります。
バッテリー交換を行うために必要なことを順番にして説明していきますね。
料金を確認する
iPhoneのバッテリーサービス料金は、保証期間内と保証期間外で料金が異なります。
現在、バッテリー問題が発生して対応を行っているために、保証期間内は0円、保証期間外は3,200円です。
しかし、iPhone6以前の機種は対応されていないので8,800円です。
利用期間やAppleCare+加入者かで料金に変動があるので、保証状況を公式で確認するなど注意しておきましょう。
バックアップを行っておく
公式サイトでは初期化を促していますが、私の最寄りのAppleでは「念のため」と言う意味とスタッフが申していました。
その為、持ち込みの場合は「最悪消えるかもしれない」というだけで初期化までする必要はありません。
しかし、「消えた場合対応できないので推奨している」とスタッフが言っていたので、バックアップはしっかり行っておきましょう。
修理に出す
iPhoneの修理には、「配送」と「持ち込み」の2種類があります。
配送修理は、サポートから申し込むことが出来ます。
必要事項やシリアル番号を入力すると手順などのメールが届き、指定した日時に配送員が集荷に来てくれます。
Appleに届くと、iPhoneの状態確認が行われ、修理料金が確定され、正式な申し込み始まり、修理後にiPhoneが家に届きます。
配送の場合は、1週間ほどで修理済みのiPhoneが届きます。
ただ代替機の用意はないので、予備のiPhoneが無い場合は1週間iPhoneが手元からなくなることを予定に入れておきましょう。
持ち込みの場合は、Apple正規サービスプロバイダ・ジーニアスバー・一部例外店舗の3つから選びます。
公式サイトで、最寄りの持ち込み修理可能店を探すことが出来るので、最寄りを探しましょう。
最寄りのショップに持ち込むと、在庫があればその場で直してもらうことが出来ます。
機種や作業員によって作業時間は異なりますが、大体は30分〜1時間は掛かることを覚えておきましょう。
実際に交換してもらう場合の注意事項
実際、私もiPhoneのバッテリー交換のために、Apple正規サービスプロバイダに行ってきました。
休日と言う事もありましたが、大きなショップの中には人が沢山おり、階段に座っている方が大勢いるほどでした。
Appleのスタッフさんに話を聞いてみると「今回の問題で、いつも以上に忙しい」と言う事だったので、持ち込む場合は「予約」をお勧めします。
その理由は、持ち込みの場合は予約を最優先しているので「キャンセル待ち」がない限り、その日の修理上限を超えてしまうと作業をしてもらえなくなります。
私も予約をしていないかったので、帰る途中にネットで修理の予約を行いましたが、1週間後の夕方しか空いていなかったので通常よりも混雑しているかと思われます。
iPhone6sは無償交換が該当するかもチェックしましょう
また、一部のiPhone6sの無償交換についてもご存知でしょうか?
「iPhone6sの無償交換はまだ行っているのか」をスタッフさんに聞いてみると、まだ行っているようです。
iPhone6sを利用しているユーザーの方で無償交換を知らない方は、公式サイトでシリアル番号を入力して適応機種なのかを確認してみましょう。
適応している場合は無償交換なので割引ではありません。
間違われないように「iPhone6sの無償交換」でお願いすることをお勧めします。
バッテリー交換は12月まで行っているので、混雑している時期に思いつきで持っていくことはお勧めしません。
しかし、期限があるので忘れないうちに予約をして、余裕を持った状態で修理をお願いするようにしましょう。