日本以外では圧倒的に人気が高いAndroidについて、どのような印象がありますか?
各メーカーが作っているために種類が多く、自由度が高い事がAndroidのメリットです。
逆に、プリインストールが多く、操作性が複雑なのがAndroidのデメリットですよね。
今回紹介するEssential Phoneは、Androidの父が「デメリット打破」に力を注いだ新世代のスマホです。
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目次
Androidの父こと、アンディ・ルービン氏って?
アンディ・ルービン氏は、1989年にAppleに入社し、エンジニアとしてモデムを設計しました。
その後、移籍などがありましたが、Danger社を創業し、スマートフォンの先駆けとなるSidekickをリリースしました。
マイクロソフトに買収されたあと、Android社を創業しましたがGoogleに買収されました。
Googleでは、プラットフォームの責任者や開発全般を担当し、記述部門担当副社長を務めた後に退職しました。
この功績などから、「Androidの父」と呼ばれるようになりました。
Androidの父が何故、新たなスマホを作るのか
Googleを退職したアンディ・ルービン氏が、何故スマホを製作することになったのでしょうか。
5月30日に、新興企業Essential Productsを立ち上げることを説明し、Androidのハイエンドモデル「Essential Phone」と独自のOS搭載の「Essential Home」を発表しました。
新興企業Essential Productsを立ち上げた理由は、選択肢が少なく、互換性のないうえに余計な機能ばかり増えているスマホに不満があり、Androidの父として、責任があると批判を受けているためです。
この現状を打破するために企業を立ち上げたと同氏は伝えています。
Essential Productsの方針は、以下の通りです。
- ユーザーが欲しくないものは強要しない。
- 他社と積極的に連携していく。
- 毎年古くなるスマホをアップデートで差をつけないユーザーの生活をサポートするテクノロジーであるべき。
- 高品質は一部のユーザーのみに提供するべきじゃない。
- シンプルこそベター
実現できるかどうかは、まだ不明ですが、世界中の優秀な人材が集まってきているようです。
シンプルこそベターというは、肥大化した複雑なシステムを除去してくれる印象がありますね。
プリインストールばかりで操作しづらいAndroidを変えてくれそうです。
Androidの父が作る「Essential Phone」のスペックについて
Essential Phoneの情報は以下の通りです。
・CPU:napdragon 835
・内蔵メモリ:4GB
・内部ストレージ:128GB
・メインカメラ:1,300万画素のデュアルカメラ
・フロントカメラ:800万画素
・解像度:2560 x 1312のQHD
ディスプレイは、5.71inchで上下の余白が少なく、ほぼ液晶画面です。
印象的なのは、フロントカメラを取り囲むようにディスプレイがあることですね。
本体は、チタンとセラミックで作られており、ドロップテストでは傷なしの評価を得ています。
全ての主要キャリアと互換性があるという報告もあります。
「Essential Phone」の凄いところ
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Essential Phoneのメインカメラ横には磁石が付いており、アクセサリのカメラを付けることが出来ます。
現在は、360°カメラしかありませんが今後増えることが期待できます。
また、本体にはブランド名などのロゴが一切入っていません。
デザインがシンプルなのも素敵ですね。
カメラには、モノクロームセンサーが搭載されており、CMOSセンサーより光をより多く取り込めるので、暗い場所でも黒つぶしにならず、綺麗に撮影することが可能です。
先行予約は残念ながらアメリカ国内のみです。
端末価格は699$で、360°カメラ付きの場合は749$になります。
アメリカ国内のみですが、公式ホームページの翻訳が日本語対応していることから、日本でも販売される可能性があるという話もあります。
iPhoneメーカーのFoxconn氏が同社に投資していることを考えると、有望な企業になるのではないでしょうか?
Androidの父は、批判と不満を打破できるスマホをこれからも作り続けることが出来るのか、今後のスマホに大きな影響を与えることが出来るのか、今後も期待ですね。