神奈川県教育委員会が昨年「小学生のスマホ普及率」を調査したところ6割の子がスマホを持っていることが判明しました。
スマホを使うことによって、学力低下やSNSによる陰湿ないじめなどのリスクが高まりますが、スマホを持っていないことで「仲間外れ」になる恐怖を持つ子もいます。
子どものスマホ購入のタイミングは子どもに聞くことで参考になりますが、使っている間の環境などは教えてくれる子が少ないので心配なことが多いのではないでしょうか。
今回紹介する「miraie f(ミライエ フォルテ)」は、そんな親御さんの気持ちに添ったスマホです。
by kyocera
目次
「miraie f」とは。
2017年1月20日にauで発売されたキッズスマホの最新機種で、2015年にau初のジュニアスマホとして販売された「miraie(ミライエ)」の後継機種です。
miraieは小学校高学年〜中学生向けのスマホにしては少し子どもっぽいデザインでしたが、miraie fは「大人が持っても違和感のない」デザインです。
色はスカイブルー/スノーラベンダー/リーフグリーンの3色から選べます。
miraieは、auスマートパス(有料)に入っているアプリのみしかインストール出来ませんでしたが、miraie fは、Googleplayも利用できるようになりました。
安心その1:危険から遠ざけるためのブロック機能
webサイト上にある有害なサイトを自動的にブロックするのはもちろん、小学生・中学生・高校生と規制する内容を簡単に変更できる「フィルタリングレベル」や保護者が許可したアプリ以外は保護者が許可しないと使えない「アプリ使用制限」があります。
by au
保護者のスマホやパソコンから遠隔操作でアプリの制限を変更することが出来るので、スマホを借りて設定する必要はありません。
知らない番号からの連絡は全てブロックする「電話帳制限」もあり、ネットだけではなく知らない番号からの通話やメールによるトラブルを回避することも可能です。
安心その2:スマホによる心配を軽くするブロック機能
使用可能時間の設定や通話や操作時間を1日何時間までとトータルで設定出来る「時間制限」や画面を操作しながら歩くと警告を表示される「歩きスマホ注意」はスマホ依存を防ぐことができます。
時間の規制だけではなく、ネットいじめに詳しい全国webカウンセリング協議会が監修した「安心文字入力」もついています。
安心文字入力は、うざい・馬鹿など第三者が不快に思う言葉を入力すると警告が表示されます。
保護者が入力履歴で何を何回打ったかを確認することが出来るので、ストレスによる子どもの心境の変化や子どもがいじめの加害者側になっていないか、子どもの気持ちにすぐに気づくことが出来ます。
安心その3:もしもの為の安心サービス
ブザーを鳴らすと
- GPSにより位置情報確認
- カメラ機能による周辺の写真を撮影
- ココセコムオペレーションセンターに通報
と3つの機能が自動で働きます。
位置情報と周辺写真を保護者に送信され、セコムが子どもとスマホに設定された保護者に連絡をしてくれます。
現場急行サービスを有料で付けることが可能なので、治安の悪い所や不安な方は有料プランにも入っていると安心かもしれません。
子どものトラブルから守れるのは保護者のみです
miraie fは、規制が多く子どもに厳しいスマホのように見えますが、LINEなどの連絡ツールやSNSをイジメに使用する子も多く、事件に発展してしまうケースもあります。
不安だからと保護者が小まめに確認するのは子どもにとっては「プライバシーがない」とストレスになってしまい悪循環です。
「miraie f」は最初から規制することで子どもへのストレスも軽減し、警告などでネチケットを学習することのできる良いスマホなのではないでしょうか。
イジメや誘拐など、子どものトラブルは命に係わることが多いのに完全な対策法はありません。
子どもを守れるのは保護者のみなので、上手に安心にスマホを使ってほしいですね。