AndroidとAppleでは、表示される絵文字が違うので、顔文字を使う人が多いですよね。
そのせいか、スマートフォンが普及してからは、特殊記号を使った顔文字が豊富に増えました。
しかし、SNS上では絵文字だけで気持ちを表現する海外の方も多く、iOS11.1では70個もの絵文字が追加されました。
絵文字が沢山あると、その分、気持ちを表現することが上手くできますが、少し物足りないと感じる方もいるのではないでしょうか?
今回は、次回追加される可能性のある「新しい絵文字13種類」について紹介します。
追加される絵文字のテーマは、障害をもつ個人をよりよく表現する最初の一歩?
現地時刻3月23日に、特殊記号や絵文字を含むUnicode(ユニコード)の国際規格を定めるユニコードコンソーシアムにある提案がなされました。
それは、Appleが「補聴器・盲導犬・車椅子」など、障がいを持つ方を表す絵文字を使いすると言うものです。
Emojipediaのブログによると、現時点で障がいを表す絵文字が存在していないことが追加する提案になったキッカケと書かれています。
Appleは、
- 全米視覚障害者会議(Ameirican Council of the Blind)
- 脳性麻痺基金(Cerebral Palsy Foundation)
- ろう協会(National Association of the Deaf)
の3つと協力をして、今回の新しい絵文字のデザインを開発しました。
男女の違いを含めると13種類の絵文字が提案されており、男女の違いが含まれていないものは9種類です。
肌の色合いの違いも含まれているため、合計約45種類の絵文字が提案されています。
Appleはこれまでも沢山の絵文字を追加して来ました。
職業やダイバーシティなど、iOS11.1では70個と、ガラケー時代を考えると壮大な数が追加されています。
今回のテーマは「障がい」ですが、これには「障がいを持つ個人をよりよく表現して包括的な最初の一歩を作るため」に導入すると決めたようです。
とても難しいテーマですが、提案が通れば、障がいと戦う人達がSNSやメール等で自分たちの気持ちをもっと分かってもらえるようになるかもしれませんね。
今回増える13種類の絵文字と、追加される時期について
肌の色合いを含むと約45種類になりますが、色合い無しだと以下のような絵文字が提案されているようです。
by emojipedia
- リード付きの盲導犬
- ベストとリードを身に付けたサービス犬
- 補聴器をつけた耳
- 義手と義足
- 手話
- 電動車いすに座った人(男女)
- 手動車いすに座った人(男女)
- 白い杖をもった人(男女)
ジャーナリストのS.ESmith氏は、米Gimodoに対し「更に心の病など分かりにくい障害も将来的に絵文字で表現できることを期待しています」と伝えています。
現在約45種類の提案があがっていますが、今後複数の支援団体と協力して追加で増えるかもしれませんし、減ってしまうかもしれません。
もし、絵文字が認められた場合、「Emozi12.0」の候補リストに加わることになります。
リリースは2019年前半と予定されているので、もしかすると来年には新しい絵文字が加わり、より伝わりやすい環境になっているかもしれませんね。
今年は他にも157種類の絵文字が増える!?
ユニコードコンソーシアムは2月に、「Unicode Emoji11.0」を発表しました。
その内容は、2018年に157種類の絵文字が追加されると言うものです。
現時点でも2666種類あると言われている絵文字に更に157種類もの絵文字が追加されるとなると、内容が気になりますよね。
内容は、
- 黄色い丸顔のキャラに複数の絵文字が追加されること
- 髪型と肌の色の違い
- ヒーローのような仮装で髪型と肌の色の違い
- カバやカンガルーなどの生き物
- テニスボールやスケートボードなどのスポーツ
- 磁石や実験に使うものなど化学
- 手芸やホウキ、石鹸などの家事を中心とした生活用品
など多数が含まれております。
デバイスで使用が可能になるのは、8月、または9月です。
Unicodehはすでに2019年の絵文字に向けて動き出していますが、約3000個も絵文字があると思うと驚きますね。
時間がある時に、絵文字一覧をじっくり見てみると、自分の好きな絵文字が見つかるかもしれません。
どんな人でも使えて、よりよい意味で伝えるためにある絵文字を、一度じっくり見てみてはいかがでしょうか?